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米スパイウェア対策企業3社が初の業界団体「COAST」を設立


 米PestPatrol、米Webroot Software、米Aluria Softwareのスパイウェア対策企業3社は21日、初の業界団体「Consortium of Anti-Spyware Technology vendors(COAST)」の設立を発表した。スパイウェア対策はウイルスや迷惑メールに次いで重要な課題として最近急速に認識し始められている。3社はいずれも、スパイウェア対策ソフトの開発・普及に努めていた。

 スパイウェアの定義は必ずしも明確ではないが、一般には、当人の承諾なしに情報を収集し、その情報を第三者に提供するコンピュータプログラムを指している。不要なポップアップ広告や迷惑メールの原因となるだけでなく、最悪の場合は重要な個人情報の流出につながりかねない。また、スパイウェアは除去することが難しいのも特徴である。

 COASTの具体的な活動としては、まず一般消費者にスパイウェアとそれに関連するプライバシー問題を周知するために情報提供用サイトを立ち上げる。また、スパイウェアの定義を定めるための研究を推し進め、問題の重要性を見定める。さらに、COAST参加企業が一般消費者に対してスパイウェアの正確な情報を提供するよう行動規範を定めることにしている。


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URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.coast-info.org/pressreleases.htm


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2003/10/22 12:57

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