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米Symantecの第2四半期決算好調、純利益は前年度比60%増加

~Blasterが大量発生したことにより、コンシューマ売り上げが増加

 米Symantecは、2004年度第2四半期の業績を発表した。売上は前年同期3億2,500万ドルから32%増の4億2,900万ドル、純利益は同5,200万ドルから60%増の8,300万ドルだった。

 第2四半期は、エンタープライズ向けのセキュリティや運用管理、各種サービスといったエンタープライズ向け事業の売上が全売上の55%を占めた。その中でも、特にエンタープライズセキュリティ部門が好調で、前年同期比で25%増加し、全売上の41%を占めた。コンシューマ向け事業も前年度比56%で成長し、全売上の45%だった。シマンテックによると、「Blasterなどの脅威が大量発生したことにより、コンシューマ売り上げが増加したことが全体的な好調をもたらした」とのこと。

 国別に見ると、米国の売上は前年度比26%の成長で、米国以外は同39%で全売上の50%を占めた。成長率では、カナダが49%で1位、ヨーロッパ・中東・アフリカ46%、日本27%、アジア太平洋地域24%と続いている。

 この結果を受けて、2004年度の売上見通しは17億3,000万ドル、GAAP(一般に認められた会計原則)による1株あたり利益は1.90ドルとなり、7月に発表した業績見通しから15セントの上方修正となった。

 また、米Symantecでは、同社の株式1株を2株に分割すると発表した。2003年11月5日の取引終了時点での株主には、保有する株式と同数の普通株式を発行する。この株式分割によって、同社の株式総数は約1億5,400万株から約3億800万株になる。


関連情報

URL
  決算に関するニュースリリース
  http://www.symantec.co.jp/region/jp/news/year03/031023a.html
  株式分割についてのニュースリリース
  http://www.symantec.co.jp/region/jp/news/year03/031023b.html


( 大津 心 )
2003/10/27 19:33

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