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「ホームページ・ビルダー Version 8」のパッケージイメージ
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ソフトウェア事業Websphere事業部パーペイシブ営業推進主任 加藤泰子氏
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日本IBMは、Webサイト作成ソフト「ホームページ・ビルダー Version 8」を発表した。OSはWindows XP/2000/NT4.0/Me/98に、ブラウザはInternet Explorer 4.0以降に対応する。発売日と価格は11月後半に別途発表する予定だ。
今回発表したホームページ・ビルダー Version 8では、ブロードバンドでの常時接続を利用した機能を強化。Webカメラによる画像を定期的に配信できる機能や、CSS2をサポートし、あらかじめ設定した時間にサイトデザインを変更する「Webサイトチェンジャー」機能を付加した。また、「Web日記」作成機能を搭載。7種類のレイアウト、5色のカラーセットを利用してWeb日記を作成できる。いったん編集すると、日記編集ページへのアイコンがデスクトップに出現し、2回目以降はホームページ・ビルダー本体を起動せずに更新できるようになっている。
パートナー企業の提供するプラグイン機能も搭載。当初利用できるのは、ティーカップ・コミュニケーションの提供するオンラインショップ作成システム(無料)に対応したプラグイン。7ステップでオンラインショップの開設が可能で、カラーセット5種類、レイアウトパターン4種類が利用できる。このほか、ソニーコミュニケーションネットワークの個人向けコンテンツ「Harbot」も同梱。今後は、楽天による「Infoseek アクセス解析」などを提供する予定。
また、従来からリクエストの強かったというアンケート機能を追加した。Javaスクリプトでアンケートフォームを作成できる。アンケートの設問や結果をCSVファイルにインポートもしくはエクスポートも可能で、アンケート結果については、事前に設定したメールアドレスへ送信もできる。
さらに、PC向けサイトから携帯電話向けサイトに一括変換する機能を追加。ページ作成ウィザードや、携帯電話向けサムネイル画像を自動的に作成する機能を利用できる。ただし、対応する携帯電話は、iモード端末、ボーダフォンライブ!(旧J-スカイ)端末のみ。
このほか、横書きテキストを縦書きGIF画像に変換する「縦書き機能」や、Javaスクリプトを利用した「パスワード付きリンク機能」を用意。アンケート機能を活用した「テスト作成機能」や、PowerPointと動画を組み合わせて配信する「Webビデオ機能」を利用できる「eラーニング機能」も搭載されている。
今後の方針について、「CGIの提供は、利用できるISPが少ないので現状はこれ以上増やさない。CGIスクリプトを利用せずに実現できる機能拡充を考えている」(ソフトウェア事業Websphere事業部パーペイシブ営業推進主任 加藤泰子氏)という。
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Webカメラの設定画面。簡単なレタッチも可能
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「Web日記」機能を利用して、プロジェクト進捗ページを作ることもできる
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作成したPC向けページを……
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簡単に携帯電話向けページに変換できる
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携帯電話のボタンに対応する9分割のサムネイルを表示
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横書きテキストを縦書きGIF画像に変換。行間なども調整できる
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関連情報
■URL
日本IBM
http://www.ibm.com/jp/
関連記事:ティーカップ、無料でオンラインショップを構築できるシステム
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2003/10/28/911.html
関連記事:日本IBM、超初心者からプロまでを対象にした「ホームページ・ビルダー7」発表
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2002/0924/hpb.htm
( 鷹木 創 )
2003/11/05 15:28
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