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コンテンツ不正利用を防ぐ「Microsoft Rights Management Services」


 マイクロソフトは、コンテンツ保護を可能にするサーバーソフト「Microsoft Rights Management Services for Windows Server 2003(RMS)」の提供を開始した。Windows Server 2003のサーバーライセンスを入手している場合は無料でインストールできるが、利用にはWindows Server 2003とRMSのクライアントアクセスライセンス(CAL)が必要となっている。

 RMSは、組織内に配信するコンテンツに対して、閲覧・編集・印刷などの権利を付与して不正利用を防ぐサーバーソフト。例えば、会社などでコンテンツを作成・配信する場合に、閲覧や編集の権限や、有効期限などを設定できる。また、RMSを導入することで、「Microsoft Office System」のコンテンツ保護機能「Infomation Rights Management(IRM)」を利用したOffice文書を配布も可能になる。

 RMS CALの1ライセンスあたりの価格は、5ライセンスから購入できる「Open Business Lisence」が7,000円、有効期間内のアップグレードなどが適用されるオプションプラン「Open Business Software Assurance」が2,700円、250ライセンスから購入できる「Select Lisence」が4,400円、「Select Software Assurance」が1,700円。マイクロソフトでは、、Exchange Serverなどのライセンスも含むCoreCALユーザー向けに、Select LisenceとSelect Software Assuranceがセットになったライセンスを減額するキャンペーンを開始している。

 なお、クライアントPCでRMSを適用したコンテンツを利用するにはクライアント用ソフト「Windows Rights Management クライアント 1.0」(無料)が別途必要になる。

 このほか、RMSの提供に併せて専用の開発キット「Windows RMS Client and Server SDKs」(無料)も提供する。


関連情報

URL
  製品情報
  http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2003/technologies/rightsmgmt/default.mspx


( 鷹木 創 )
2003/11/06 20:48

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