富士通プライムソフトテクノロジは、11月21日から24日にかけて開催される第13回名古屋モーターショーで、RFIDのICタグを利用した実証実験を実施する。
実験は、富士通パーソナルズとNTTドコモ東海と協力して行なうもので、ICタグ自体から微弱電波を発信するアクティブ型RFIDを使用する。アクティブ型は、外部装置がRFIDの情報を取り出すパッシブ型に比べ、情報をより長距離で通信できる点や、ユーザーに意識させずに周辺の環境がRFIDを検知できる点などの特徴を持つ。
実験内容は、来場者にICタグの入ったペンダントとiモード対応携帯電話を預け、会場内の場所や時間に応じて、あらかじめ登録していた来場者のプロファイルをもとに各種情報を携帯電話に向けて発信するというもの。「アクティブ型RFIDを用いた歩行者ナビゲーション(ITS)の実現を目指す」という。
実験では、富士通プライムソフトテクノロジ、九州大学雨宮研究所、富士通研究所と共同開発したシステムを利用。このシステムは、2003年3月に名古屋市中区大須商店街で行なわれた、場所・時間・個人属性に応じて携帯電話にメールを送信する実証実験にも利用されていた。富士通プライムソフトテクノロジでは、「名古屋モーターショーでは、大須商店街の時よりも、さらに高度な実証実験になる」としている。
関連情報
■URL
名古屋モーターショー
http://www.chukei.ne.jp/motor13/
アクティブ型RFIDタグ製品情報
http://www.pst.fujitsu.com/solution/appliance/solution/rfid/
( 鷹木 創 )
2003/11/10 19:29
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