米Microsoftは10日、1台のPC上で複数のOSを稼働できる仮想マシンソフト「Virtual PC 2004」の開発が完了し、製造工程に入ったと発表した。予想小売価格は129ドルで、年内にも発売される。
Virtual PC 2004は、Microsoftが2003年2月に米Connectixから買収した仮想マシン技術により開発された製品。Microsoftでは買収後、Virtual PCを再設計するとともに、セキュリティと信頼性がMicrosoftの基準に合うよう保証するために厳しいテストを実施した。
Virtual PC 2004では、ほとんどのx86系OSを特別なドライバ不要で仮想マシン上で稼働できるという。新機能として最大4GBのメモリをサポートするほか、仮想マシン1台につき4つまでのネットワークアダプタに対応。また、XMLファイルベースの環境設定により、仮想マシン環境のコピーも容易に行なえるとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/press/2003/nov03/11-10VPC2004RTMPR.asp
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http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0729/virtual.htm
( 永沢 茂 )
2003/11/11 21:09
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