独警察は10日、全国規模で被害が広がっているソフトウェア詐欺や、著作権法・商標法違反などに関して一斉捜査を行なったと発表した。
捜査された地域は、旧西独のノルトラインヴェストファーレン、ラインラントープファルツ、ニーダーザクセン、ハンブルク。これらは経済的に先進地域とされる州で、IT関連でも評価は高い。捜査は特にノルトラインヴェストファーレンに重点が置かれ、動員された警察官は200人に上る。
今回の捜査では、3人が逮捕され、30の物件が押収された。対象となったソフトウェアは偽造または不正コピーされたもので、これらは著作権・商標権を侵害することになる。また、ライセンスなどの不法取引も行なわれていた模様だ。これらの被害は1,600万ユーロに上っており、抜本的な対策が望まれていた。
独警察当局は、今後も違法コピーの取締を中心に、著作権・商標権侵害などの違法行為を取り締まっていくという。
関連情報
■URL
ニュースリリース(独文)
http://www.bka.de/pressemitteilungen/2003/pm101103.html
関連記事:独警察、ネット詐欺防止へ対策
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0502/dpolice.htm
( Gana Hiyoshi )
2003/11/13 13:27
- ページの先頭へ-
|