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18日に開催された2003年度中間決算説明会に出席したパワードコム取締役社長の白石 智氏
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パワードコムとフュージョン・コミュニケーションズは18日、両社の電話事業統合についての検討を開始したと発表した。検討を開始するにあたり、17日付けで両社社長を主査とした「統合検討委員会」を設置した。
統合検討委員会は、両社の電話事業の統合した場合の事業性や将来性について分析・検討する。両社は、この検討によって事業性や将来性が見込まれ、事業統合に向けて基本合意に至った場合には、統合後の執行運営体制や業務フローなどの具体的業務に関する検討も引き続き同委員会において行なうとしている。
同委員会は以下の4点を前提として検討を行なう。
・パワードコムの電話事業部門を分割し、フュージョンへ統合させる
・統合委員会設置から2カ月以内の合意を目指す
・事業統合に向けて、基本合意に至った場合には、2004年早期に最終合意を目指す
・2004年度早期の事業統合を目指す
両社は、10月31日に実施したパワードコムのフュージョンへの資本参加を機に、両社の強みを活かした業務提携を推進しており、今後もこれを継続していくという。
【以下18:35更新】
パワードコム取締役社長の白石 智氏は18日に開催された2003年度中間決算説明会において、「今後は統合委員会の検討結果を待って、回答を出したい」と慎重にコメント。「固定系の電話についてはこれ以上の需要は予測できない。将来IP系への移行が進むことを考えると、IP電話サービスの先駆者であるフュージョンと統合することで、パワードコムもシナジー効果を得られるはずだ」とフュージョンを選択した理由を述べた。
関連情報
■URL
ニュースリリース(フュージョン・コミュニケーションズ)
http://www.0038.net/press/nw031118.html
パワードコム
http://www.poweredcom.net/
フュージョン・コミュニケーションズ
http://www.0038.net/
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( 大津 心, 鷹木 創 )
2003/11/18 15:46
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