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全米科学財団、ネットセキュリティの研究に対して3,000万ドル拠出


 全米科学財団は3日、より信頼できるコンピュータネットワークシステムを構築するための研究に対して総額3,000万ドルを拠出する「サイバートラストプログラム」を発表した。

 サイバートラストプログラムは、最大で3つの研究所レベルの研究や、独立研究者またはチームによる研究をサポートする予定で、提供可能な資金と評価の結果により決められる。

 応募対象となる研究分野はおもに3つ。1つは基礎研究で、セキュリティ、プライバシーの計量モデルや評価、認証方法、DoS攻撃に対する防御、古いデータを保存する方法、プライバシー保護、ネットワークとアプリケーションに対する捜査手法の研究が含まれる。2つ目は学際的な研究であり、信頼できる情報システムの設計とオペレーションに必要な社会的、法的、倫理的、経済的なトレードオフに関する研究。3つ目は信頼できるシステムを作成、運用、使用する人々が最先端の研究結果を実際に利用できることを実証する研究である。

 全米科学財団は米国の連邦政府に属する行政機関だが、この資金提供を受けるにあたっては米国民である必要や米国籍を持っている必要は特にないとしており、日本人でも資金を受けられると考えられる。


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URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.nsf.gov/od/lpa/news/03/pr03133.htm


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2003/12/04 12:12

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