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英Clearswift社Technical ManagerであるSteve Irving氏
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クリアスウィフトは4日、自己学習機能を持つスパム対策ソリューションを販売開始すると発表した。
このスパム対策ソリューションは、同社のゲートウェイメール対策製品「CS MAILsweeper for SMTP」に、新たに開発した自己学習機能を持つスパムメールの分析・分類フィルタリング機能、スパムメールデータベース「spamActive」を連携させることにより実現する。利用料は、CS MAILsweeper for SMTPがフィルタリング使用料込みで50ユーザーライセンスで550,000円から、spamActiveの年間使用料がライセンス価格の10%。
新開発のスパムフィルタでは、スパムと“非スパム”の両方に含まれる単語を学習し、出現頻度に基づいて各単語にスパム確率を割り当てる「ベイズ分類」や、メールに含まれる単語などの“スパムらしさ”を決めるための文書構造分析を行なう「ヒューリスティック分析」、メールの件名や本文、フレーズなどを分析する「テキスト分析」などを用いてフィルタリングを行なうため、92~98%の検出率と1,000分の1の誤検知率を実現しているという。
具体的には、ネットワーク、コンテンツ、ポリシーの3種類の各レイヤーにおいて検出を行なう。これらのフィルタリングポリシーは、3時間おきに更新されるspamActiveのデータベースによって策定されるほか、ユーザー自身が設定することも可能だ。
英Clearswift社Technical ManagerであるSteve Irving氏は、「欧米圏の企業は、ここ1年間でスパム対策をかなりの勢いで導入しており、行き場を失ったスパム業者はアジア圏に標的をシフトしてきている。スパム業者は、ユーザーのメールボックスに入れば対価が得られるため、相手が日本人で英語を理解できなくてもなんの問題もないのだ」と語り、今後日本でもさらにスパムが増えると予測した。
関連情報
■URL
クリアスウィフト
http://www.clearswift.co.jp/
( 大津 心 )
2003/12/04 14:37
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