調査会社のゴメスは8日、「2003年冬期オンラインバンクランキング」を発表した。各銀行のWebサイトで提供されているサービスを調査・分析したもので、総合1位が三井住友銀行、2位がソニー銀行、3位がみずほ銀行となっている。
調査は、ブラウザベースのサービスをインターネットで提供していること、口座に24時間ログインできること、振込機能を備えていることなどの条件を備えたオンラインバンク17サイトを対象に12月3日までに実施された。
総合1位を獲得した三井住友銀行は、「機能性・使いやすさ」のカテゴリー別ランキングで1位、「安定性と信頼感」で3位、「情報量とコンテンツ」で2位とそれぞれ上位に入っているが、「サービスのきめこまかさ」では7位、「総費用」では11位に止まっている。一方、総合2位のソニー銀行は、「情報量とコンテンツ」で1位を獲得。3位のみずほ銀行は、「機能性・使いやすさ」「サービスのきめこまかさ」でそれぞれ2位に入っている。
総合、カテゴリー別のランキングのほか、顧客タイプ別で見たランキングも発表しており、いかに安い手数料で振込や振替が行なえるかを重視した「決済重視型」では新生銀行が、幅広いサービスの提供を重視した「ワン・ストップ・ショッパー型」ではソニー銀行が、使いやすさや顧客サービスの対応などを重視した「利便性重視型」では三井住友銀行がそれぞれ1位となっている。
ゴメスではこのほか、各銀行の「サイトパフォーマンスランキング」も発表している。世界50ノード/約1万台のクライアントから監視する同社独自の測定ツールによりユーザーが体験する応答速度を測定したもので、主としてトップページの応答速度やエラー発生率などを考慮してランキング化されている。1位が住友信託銀行、2位がアイワイバンク銀行、3位がソニー銀行と続いている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.gomez.co.jp/whatsnew/what78.asp?Section_id=about&subSect=press
調査結果
http://www.gomez.co.jp/scorecards/index.asp?src=2&topcat_id=128&Section_id=SC
( 永沢 茂 )
2003/12/08 16:07
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