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現在のインターネットサービスに65.2%が満足~総務省調査


 総務省は12日、2003年度電気通信サービスモニターに対する第1回アンケート調査結果を発表した。調査は全国の20歳以上の個人1,000名を対象に行なわれた。

 ISDNを除くNTT東西の加入電話サービスに関する調査では、7.4%が「加入していない」と回答。年齢別に見ると20~29歳では13.4%が固定電話に加入していないことがわかった。加入していない理由については、「加入時に支払う施設設置負担金(72,000円)が高いため」という回答が39.1%で最も多く、次いで「携帯電話を使用しているため」が30.4%となった。また、「IP電話サービスに加入しているため」という回答も7.2%あった。

 基本料金と通話料金の比較では、76.2%が「基本料が割高に感じる」と回答した。基本料金を下げる代わりに通話料金を引き上げても構わないかという質問に対しては、18.4%が「基本料が割高なので構わない」、36.0%が「努力の上での値上げはやむを得ない」と前向きな姿勢であることがわかった。反対に、通話料金の値下げのための基本料金の値上げについては、53.3%が「基本料値上げは是認できない」と反対の意向を示した。

 家庭におけるインターネットの利用有無については、利用していると回答した人が72.5%と高い数値だった。回線種別については、ADSLが41.7%で1位、次いで固定電話回線によるダイヤルアップが35.0%となり、ISDNは6.2%、FTTHは4.0%だった。

 利用中のインターネット接続回線を選んだ理由としては、「利用料金が安い」(32.6%)、「常時接続が可能」(32.4%)、「利用料金が定額制」(31.3%)が挙げられた。一方で、「IP電話、CATV等が利用できる」に関しては4.7%と低い数値となった。

 インターネット接続に関わる月額総費用は、「3,000円以上4,000円未満」が33.8%と最も多く、次いで「2,000円以上3,000円未満」(24.7%)、「4,000円以上5,000円未満」(17.2%)となっている。1週間あたりの利用時間については、「3時間以上10時間未満」が26.4%で最も多く、次いで「10時間以上15時間未満」(18.4%)となった。また、「1時間以上3時間未満」と「30時間以上」が14.1%で同程度だった。

 利用中のインターネット接続サービス全般に対する満足度については、「やや満足」が(56.7%)を占め、「非常に満足」(8.5%)と合わせると65.2%の回答者が満足していることがわかった。居住地別にみると、北海道や関東、中国では「非常に満足」が高い。しかしながら、関東は同時に「非常に不満」も目立つ結果となった。


関連情報

URL
  平成15年度電気通信サービスモニターに対する第1回アンケート調査結果(PDF)
  http://www.soumu.go.jp/s-news/2003/pdf/031212_6_bt.pdf


( 岡田大助 )
2003/12/15 14:14

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