米RealNetworksは18日、米Microsoftを相手取り、反トラスト法(独占禁止法)違反の疑いで米サンノゼ連邦地裁に提訴したと発表した。同社によれば、Microsoftはデジタルメディアの分野において市場の独占を図るために、Microsoftが持つ独占的な力を利用して消費者の選択を制限してきたと主張している。
訴状では、PCメーカーがMicrosoftと競合するプレーヤーソフトを自社のPCにインストールするのを、Microsoftが独占力を利用して妨害してきたことを例として挙げている。同社会長兼CEOのロブ・グレーサー氏は「Microsoftがルールに従っていれば、私たちのビジネスはもっと大きくなっていた」とし、「Microsoftの違法行為を終わらせ、株主の利益を保護するために今回の決断に至った」とコメントしている。
また、この訴訟に対しMicrosoftは同日、PCメーカーや消費者はどのようなメディアプレーヤーを選ぶことも自由であるとした、反論のプレスリリースを発表している。
関連情報
■URL
プレスリリース(英文)
http://www.realnetworks.com/company/press/releases/2003/dec18.html
Microsoft Statement on RealNetworks' Legal Action(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/press/2003/dec03/12-18RNSuitPR.asp
( 三柳英樹 )
2003/12/19 13:39
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