NRA、「2003セキュリティ十大ニュース」を発表

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NRA、「2003セキュリティ十大ニュース」を発表

　特定非営利活動法人ネットワークリスクマネジメント協会（NRA）は24日、セキュリティのプロが選ぶ「2003セキュリティ十大ニュース」を発表し、同協会のホームページとメールマガジンで公開した。NRAは、情報化社会の進展に伴う情報セキュリティ技術の重要性を広く知らしめ、情報通信ネットワークの安全性と利便性や関連法制度などの環境整備を実現することを目的として設立された非営利団体。

　「2003セキュリティ十大ニュース」は、2003年に発生したセキュリティ関連事象の中から、社会に与えた影響の大きさやマスコミなどで取り上げられた頻度などを基準に、NRA会員企業の有志を選定委員として、セキュリティのプロフェッショナルが選んだもの。

　今回、NRAにより選ばれた十大ニュースは以下の通りで、ウイルス、ワームなどの大規模な被害だけでなく、住基ネットや個人情報保護法など、政府や行政の動きも多く選ばれている。

第1位　Blasterウイルス、脆弱なPCを攻撃（8月25日）
第2位　わずか376ByteのSlammerにネットワーク混乱（1月25日）
第3位　経済産業省「情報セキュリティ総合戦略」を発表（10月10日）
第4位　ニューヨーク大停電の教訓（8月14日）
第5位　住基ネット本格稼動（8月25日）
第6位　ネットカフェに盗聴ソフトで1,600万円不正入手（3月6日）
第7位　個人情報保護法の成立、事件は減るか？（5月23日）
第8位　情報セキュリティ監査制度始まる（4月1日）
第9位　ブロードバンドユーザー1,200万加入突破（10月末日）
第10位　SARSの脅威、ワクチン開発で収まるか（12月5日）

関連情報

■URL
　 NPOネットワークリスクマネジメント協会
　 http://www.nra-npo.jp/

（三柳英樹）
2003/12/24 19:47

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