Internet Watch logo
記事検索
最新ニュース

KDDI、インターネットを利用した分散型音声認識システムを開発


 KDDIとKDDI研究所は、パソコンやPDAなどから入力した音声を、データ回線を通してセンター側の音声認識装置に送信し、その認識結果を元に情報提供が行なえるシステムを開発した。

 今回開発されたシステムは、音声認識機能を端末とセンターで分散させる分散型音声認識(DSR:Distributed Speech Recognition)と呼ばれるシステムで、音声の特徴を端末側で認識し、パケットとしてデータ回線を利用して送信できる。これにより、例えばデータ回線だけを用いて地図、写真、文字等の情報を、音声入力によりセンターからダウンロードしたり、画面を見ながら所要の情報を音声で絞り込んだりできる。従来の音声認識システムのように、音声回線を保留することがなく経済性にも優れるという。

 両社では、今後は携帯電話や車載器、情報家電などへの搭載も視野に入れて開発を進めていくとしている。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.kddi.com/corporate/news_release/2004/0107/


( 太田亮三 )
2004/01/07 21:11

- ページの先頭へ-

Internet Watch ホームページ
Copyright (c) 2004 Impress Corporation All rights reserved.