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日本コムシス、下水管の光ファイバ敷設に新技術「CF-SSケーブル工法」


 日本コムシスは、下水管内に光ファイバケーブルを敷設する新技術「CF-SS(コムシス・フジクラ-セルフサポート)ケーブル工法」(下水管内低弛み光ケーブル敷設技術)を本格活用すると発表した。

 CF-SSケーブル工法は、特殊な引留め具を利用し光ケーブルに張力をかけて、下水管内に直接敷設する技術。通常はケーブルを固定するために特殊なパイプを通す作業などが必要で、場合によっては下水管内を傷つけることもあったが、ケーブルを直接敷設するCF-SSケーブル工法では、下水管を傷つけることなく下水の流れも止めずに、短時間低コストで敷設することができるという。なお、同工法ではネズミ対策として、フジクラと共同開発した防鼠外皮ケーブルを使用している。

 実際の工事では、日本コムシスの開発した専用ロボットを使用。ロボットは、まず下水管内の両端に引留め具を設置。その後、光ファイバケーブルを引留め具に接続し、引っ張った状態で敷設する。

 日本コムシスによると、「CF-SSケーブル工法は、社団法人日本下水道光ファイバー技術協会から3カ月間に及ぶ性能調査を受けた。2003年には、信頼に足る性能との調査報告書も交付されている」という。今後は同工法を用いた光ファイバケーブル敷設事業を展開するとしている。


工法概念図 下水管に引き留め具などを搬送するロボット

関連情報

URL
  日本コムシス
  http://www.comsys.co.jp/
  フジクラ
  http://www.fujikura.co.jp/


( 鷹木 創 )
2004/01/09 18:41

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