米Internet Security Systems(ISS)は14日、コンテンツセキュリティ企業の独Cobionを2,600万ユーロ(約35億2,000万円)で買収したと発表した。Cobionは、コンテンツフィルタリング技術と迷惑メール対策技術で知られている。
ISSはCobionを買収した理由として、インテリジェントなコンテンツ解析技術、世界最大の迷惑メールとWebコンテンツのフィルタリングデータベース(世界2位のデータベースの4倍近い規模で、約2,000万サイトが分類されている)、これらの研究を推進するための強健なリサーチインフラという3点を挙げている。ISSは、Cobionの製品をスタンドアローン製品として販売するとともに、ISSの不正侵入検知(IDS)アプライアンス製品「Proventia」に統合したかたちで販売していきたい考えだ。
今回の買収についてISSの会長兼社長兼CEOであるTom Noonan氏は、「今日入手可能な、どんな製品にもできないような方法で自動的にWebコンテンツや迷惑メールをブロックする製品によって、ISSは今、コンテンツセキュリティ市場に参入した」とコメントしている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.isskk.co.jp/company/press_office/press04/Cobion_011504.html
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http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2002/1217/cobin.htm
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/01/15 12:37
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