Internet Watch logo
記事検索
最新ニュース

IEEE 802.16規格を推進するWiMAX Forum、5カ月で会員数が2倍以上に


 新しい無線技術規格の互換性を確保するための業界団体であるWiMAX Forumは14日、会員数がここ5カ月で28会員から67会員へと増加したと発表した。

 新会員の中には、通信事業者の米AT&T、米Covad、香港のPCCW、インフラプロバイダーの独Siemens Mobile、中国のZTE Corporationが含まれている。さらにWiMAXなどのブロードバンドワイアレス機器を開発しているメーカーから、米Beamreach Networksや米NextNet Wirelessなどの新興企業も参加した。

 WiMAXとは、IEEEが標準化作業を進めているIEEE 802.16規格の愛称として業界が付けた名称。現在のIEEE 802.16aでは、見通しエリア内で10~66GHz帯を使用する規格と、見通しできない距離で2~11GHz帯を使う規格が批准されている。半径31マイル(約50km)で数千人のユーザーをサポートしながら70Mbpsの通信速度が可能とされており、ラストマイル問題を解決する有望な技術と考えられている。

 新しく参加したSiemens Information and Communication Mobile Groupのネットワーク部門代表であるChristoph Caselitz氏は、「ケーブルやDSLによるブロードバンド接続を得られない世界中の人々にとって、この新しい無線技術がインターネットへの道を開くだろう」とWiMAX技術の将来性を主張した。


関連情報

URL
  ニュースリリース(英文、PDF)
  http://www.wimaxforum.org/home/WiMAX_MemberMilestoneAnnouncement_FINAL.pdf
  関連記事:半径約50km、最大70Mbpsの無線規格を非営利団体WiMAXが推進
  http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0409/wimax.htm


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/01/15 13:26

- ページの先頭へ-

Internet Watch ホームページ
Copyright (c) 2004 Impress Corporation All rights reserved.