Internet Watch logo
記事検索
最新ニュース

Kazaa創業者メンバーによるIM電話「Skype」が日本語を正式にサポート


コールしているところ
 Kazaa創業者を含む開発チームメンバーがP2P技術を使用して開発したインスタントメッセンジャー(IM)電話「Skype」が日本語をサポートした。Windows XP/2000に対応しており、Webサイトから無料でダウンロードできる。バージョンは0.96.0.3で、中国語と韓国語も新たにサポート。なお、依然としてベータ版となっている。

 Skypeは、P2P技術を利用したIM電話アプリケーション。MSN Messenger、ICQ、Yahoo! MessengerなどのIMも電話機能を搭載するが、ファイアウォールやNATを利用している場合、複雑な設定が必要であったり利用できないことも多い。SkypeはファイアウォールやNATがあっても、特別な設定なしに電話機能が利用できる。Skypeのダウンロードサイトでは、通常の電話やIMアプリケーションのIP電話よりも音質が良いとし、通信も暗号化しているという。

 Skypeでは、Kazaaで使用されたP2Pネットワーク「FastTrack」の技術を改良し、P2Pネットワークでありながら、全ノードを最短時間で検索できるグローバルユーザーディレクトリを構築。そのため、インターネット電話に必要なユーザーディレクトリサーバーが必要ないという。さらに、P2Pネットワークを通して音声通話を行なうため、ルーティングアルゴリズムを効率化したとしている。


オプション画面

関連情報

URL
  Skype
  http://www.skype.com/home.ja.html

Kazaa創業メンバーがP2P技術によるIM電話「Skype」を発表(2003/09/04)


( 鷹木 創 )
2004/01/29 20:05

- ページの先頭へ-

Internet Watch ホームページ
Copyright (c) 2004 Impress Corporation All rights reserved.