SCOのWebサイト、MydoomによるDoS攻撃で利用不可能に

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SCOのWebサイト、MydoomによるDoS攻撃で利用不可能に

　米SCO Groupは1日、同社のWebサイトが大規模なDoS攻撃を受けて完全に利用できなくなったと発表した。米国東部時間の1月31日土曜日の夜からインターネットのトラフィックが増加し、深夜までにWebサイトのキャパシティを超えるトラフィックであふれ出したという。

　SCO情報技術インフラ部門のディレクターであるJeff Carlon氏は、「世界中の何十万台ものコンピュータに感染したと推測されるMydoomが引き起こした大規模攻撃が今、www.sco.comへのリクエストによってインターネットを圧倒している。攻撃は数週間続くと予想されるが、我々はこの問題に対処するために非常時に備えた計画を持っており、月曜日の朝にもこの計画を伝える」としている。

　なお、世界中のWebサイトをモニターしている英Netcraftの報告によれば、SCOがその後、Mydoomの標的となっているwww.sco.comのレコードをDNSから削除したことを確認したという。これにより、感染したコンピュータからwww.sco.comへのhttpトラフィックはもう発生しないとしている。英NetcraftのWebサイトでは、www.sco.comのレスポンスタイムなどの推移をグラフで確認可能だ。

関連情報

■URL
　 SCO Groupのニュースリリース（英文）
　 http://ir.sco.com/ReleaseDetail.cfm?ReleaseID=127861
　 Netcraftの報告（英文）
　 http://news.netcraft.com/archives/performance.html

・ Mydoomの感染速度は過去最大級、標的となったSCOは犯人逮捕に懸賞金（2004/01/28）

（永沢茂）
2004/02/02 14:31

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