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無線LANの暗号規格「WPA」の採用製品が175を上回る


 Wi-Fi Allianceは3日、無線LANの暗号規格「Wi-Fi Protected Access(WPA)」の認証テストが開始された2003年4月以来、世界40カ国の企業による175以上の製品がWPA対応製品としての認証を受けたと発表した。

 WPAは、ESS-IDとWEPキーに加え、ユーザー認証機能を備えた無線LANのセキュリティ規格。暗号鍵を一定時間ごとに自動更新する「TKIP」(Temporal Key Integrity Protocol)と呼ばれる暗号化プロトコルを採用する。現在無線LANの暗号規格として主流となっているWEPよりもセキュリティ強度を向上させているため、Wi-Fi AllianceではWPAを採用するよう無線LANメーカーとユーザーに対して強く勧めている。WPAの採用製品が増加してきたことは、無線LANをより安全に利用できる環境が整ってきたことを示している。

 今後の展開についてWi-Fi AllianceのFrank Hanzlikマネージングディレクターは、「WPAの新バージョンにあたるWPA2では、WPAにセキュリティ機能をさらに強化する計画もある。WPA2の認証を受けた製品は2004年の半ばごろに入手可能になるだろう。しかしながら、ユーザーはWPA2の登場を待つ必要はない。WPA2は強化策であって、企業や個人ユーザーが望むほとんどのセキュリティニーズに、現在のWPAは対応している」とコメントした。


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URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.wi-fi.org/OpenSection/ReleaseDisplay.asp?TID=4&ItemID=165&StrYear=2004&strmonth=2
  関連記事:Wi-Fi Alliance、はじめてのWPA認定製品を発表
  http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0430/wpa.htm


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/02/04 12:17

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