ダイナコムウェアは9日、Web用フォント埋め込みツール「ダイナフォント de ホームページ」を2月27日に発売すると発表した。対応OSはWindows XP/2000/98で、価格は5書体のみの入門編パッケージが5,800円、ベーシック書体編(34書体)、POP書体編(29書体)、デザイン書体編(23書体)の各パッケージがそれぞれ19,800円。
同製品は、Webで使用するフォントをデータファイルとしてあらかじめサーバーに用意するためのツール。これにより、フォントをインストールしていないパソコンのWebブラウザでアクセスした場合でも、指定したフォント通りに表示される。特殊なフォントを画像ファイルとして用意する場合に比べて、テキストであるために検索されやすくなり、Webページを作成する側でも修正が容易になるとしている。
仕組みとしては、マイクロソフトのWeb用フォント埋め込み技術を使用しており、フォントは.eotという拡張子のファイルとして保存される。これをスタイルシートのフォント設定から指定することで、Webブラウザが自動的にファイルをダウンロードし、指定したフォントで表示するようになる。フォントファイルには使用されている文字のみが埋め込まれるため、サイズは数KB程度となる。また、JIS標準にはない文字を外字として利用することも可能となる。ただし、この埋め込み技術によりフォントを正しく表示させられるWebブラウザはIE 5.5 SP2以降となっている。
関連情報
■URL
製品概要
http://www.dynacw.co.jp/dynafont/
Font embedding for the Web(英文)
http://www.microsoft.com/typography/web/embedding/
( 三柳英樹 )
2004/02/10 15:48
- ページの先頭へ-
|