米Sun Microsystemsは10日、次世代サーバー技術を開発している米Kealia社を買収することで最終的な合意に至ったことに伴い、Sunの共同創業者で従業員番号1番を持っていた著名なコンピュータアーキテクトのAndy Bechtolsheim氏(48歳)が再びSunに入社すると発表した。
SunのScott McNealy会長兼社長兼CEOは、「我々はスタンフォード大学にいた20年以上前に一緒に会社を興した。ふたりがまた一緒に働くことになり、これ以上うれしいことはない」と歓迎の意を表明した。Bechtolsheim氏は「私はSunに戻ることと、Sunで次世代ボリュームサーバー、デスクトップ、ストレージ製品を市場により早く投入するために働くことに大変興奮している。我々はここ数年以内にサーバー分野でこれまでで最も大きな革新のひとつとなるものを見ると予期しており、このビジョンを市場に持ち込むためにSunで共に働くことを楽しみにしている」とコメントした。
Bechtolsheim氏が共同で創業したKealia社は、Sunに買収された後はSunのAdvanced Systems Technologyグループ内のVolume System Products部門に属し、Sun上級副社長のNeil Knox氏が同部門を率いる。Bechtolsheim氏はSunの上級副社長およびVolume Systems Products部門のチーフアーキテクトに就任し、同時にScott McNealy率いるSunのエグゼクティブマネジメントグループのメンバーになる。
Bechtolsheim氏は1976年、カーネギーメロン大学でコンピュータエンジニアリングの修士号を取得。1977年から1982年までスタンフォード大学の博士課程学生としてコンピュータサイエンスと電子工学を専攻し、その間にSunの共同創業者となった。その後1984年から1995年までSunのテクノロジー担当副社長となり、同社のワークステーション製品の監督をしたことでよく知られている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.sun.com/smi/Press/sunflash/2004-02/sunflash.20040210.8.html
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/02/12 11:56
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