楽天と三菱総合研究所は12日、地図や乗り換え情報などのインターネット上の実用サービスの利用状況に関する「第2回ブロードバンド向けコンテンツ/サービスに関する調査」の結果を発表した。
同調査は、楽天の運営するインフォシークのモニター登録をしているユーザーを対象に、12月24日~25日の間に行なわれたもの。回答数は2,092人(男性49.9%、女性50.1%)で、回答者の男女・年齢による構成比は、均等になるように登録情報をもとにサンプリングされている。
調査によれば、オンラインの地図情報サービスの利用率は71.6%、乗り換え情報サービスの利用率は62.3%となり、多くの利用者にとって定番サービスとなっている結果となった。回答者の年齢別に見ても、20代男性で83.2%、50代男性でも77.4%が地図情報サービスを利用していると回答しており、年齢層を問わずに広くこうしたサービスが利用されていることが読み取れる。
また、地図情報や乗り換え情報をPCにインストールするソフトウェアで利用していると回答した人は、地図情報が5.3%、乗り換え情報が5.5%。オンラインサービスとソフトウェアを併用している人が、地図情報で20.9%、乗り換え情報で20.2%となり、これらのサービスについてはオンラインでの利用が主流となっている結果となった。オンラインサービスとソフトウェアそれぞれのメリットについては、オンラインサービスは情報の更新の早さや、必要になったときだけ利用できる点、ソフトウェアは検索がしやすい点などがそれぞれ高い評価を集めている。
一方、オンラインサービスの有料付加サービスについては、地図情報、乗り換え情報とも半数以上が「有料では利用したくない」と回答するなど、有料サービスへの抵抗感が強い結果となった。ただし、混雑情報のリアルタイム表示(地図情報)、最新の時刻表に基づいた案内(乗り換え情報)などについては、有料でも利用したいとする回答が4分の1程度あり、新鮮・正確な情報については有料でもニーズがあると分析している。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://research.infoseek.co.jp/survey/resource_30.phtml
( 三柳英樹 )
2004/02/12 18:29
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