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Opera 7シリーズにファイル名を偽装できる脆弱性


 セキュリティベンダーであるデンマークのSecunia社は、Webブラウザ「Opera」に、ファイルをダウンロードする際に拡張子を偽装できる脆弱性を発見したと発表した。危険度は“中”。対象となるバージョンは、Opera 7シリーズ。

 この脆弱性は、Operaにおいてファイルをダウンロードする際に表示されるダウンロードダイアログにおいて「開く」ボタンをクリックすると発生する。この脆弱性を攻撃者に悪用されると、ユーザーに安全なPDFやTXTファイルだと思わせて、悪意のコードを含んだプログラムを実行させることができるという。

 原因は、ファイル名にCLSID(Class ID)を埋め込むことにより、本来開くべきアプリーケーションではなく、GUID(Globally Unique Identifier)に関連付けられたほかのアプリケーションでファイルを開いてしまうというもの。Secuniaが用意したデモサイトではPDFファイルだと思わせて、ファイルを開かせるデモが公開されている。

 この脆弱性を回避するためには、ダウンロードダイアログで「開く」を選択せずに、「保存」を選び、一旦PCに保存してから実行すれば本来のアプリケーションで実行されるため、問題が起きにくい。このため、対策としてダウンロードダイアログでは「開く」を選択せずに、一度「保存」してから実行することが推奨される。


関連情報

URL
  ニュースリリース(英文)
  http://secunia.com/advisories/10760/
  デモサイト(英文)
  http://secunia.com/Internet_Explorer_File_Download_Extension_Spoofing_Test/

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( 大津 心 )
2004/02/16 12:21

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