総務省は、2003年12月の世界情報社会サミット(WSIS)を受けて、「インターネットガバナンスに関する連絡会」を開催すると発表した。構成員は、ICANNの会津泉委員や、慶應義塾大学の村井純教授、東京大学の加藤朗助教授など13名。第1回の会合は2月18日。その後は、2005年11月まで必要に応じて開催するという。
2003年12月にスイス・ジュネーブで開催されたWSISでは、インターネットガバナンスに関して、民間組織が担うべきとするICANNらの主張と、政府機関が担うべきとするITUらの主張が対立。2005年にチェニジア・チェニスで開催予定の次期WSIS会合までに、インターネットガバナンスの定義や、関係者の役割などを検討することになった。
今回設立された、インターネットガバナンスに関する連絡会は、インターネットガバナンスについて国内のインターネット関係者間で情報や意見を交換するもの。「国内および国際的な場におけるインターネットガバナンスに関する検討状況の情報交換」と「インターネットガバナンスに関する今後の取り組み(国内関係者からの国際的な議論へ貢献に関する意見交換)」を目的としている。
関連情報
■URL
報道発表
http://www.soumu.go.jp/s-news/2004/040217_2.html
関連記事:“改革案”をめぐって、ICANNの使命を考えるディスカッション
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2002/0424/icann.htm
( 鷹木 創 )
2004/02/17 16:43
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