独内務省は、独警察が連邦レベルで携帯簡易メールシステムであるSMSを利用した捜査をすることを認めると発表した。
SMS捜査システムでは、警察はSMSを経由して捜索通知を出すことが可能になる。通知は、タクシーやバスなど公共交通機関の運転手、自治体の公務員などの携帯端末に送られる。なお、捜査システム自体への加入は自由意思に基づくことになる。
SMSでのメッセージは、例えば「警察捜査:銀行強盗、30歳前後の男2人、ジーンズ、黒のジャケット、黄色の5シリーズBMWで逃亡、ドルトムントナンバー、手掛かりは110」などとなる予定。文字情報だけでなく、MMSと呼ばれている画像や動画などの情報での捜査も予定している。捜査システムへの登録は、Webサイトですでに受け付けが始まっている。
独警察では、2002年9月から全国11カ所の警察署においてSMS使用した捜索システムの試用を行なってきた。試用レベルでは効果を上げており、実際の犯罪検挙にもつながったケースが多かったことから、全国レベルでの導入が決まったようだ。
関連情報
■URL
ニュースリリース(独文)
http://www.bmi.bund.de/dokumente/Pressemitteilung/ix_94232.htm
SMS捜査システム(独文)
http://www.sms-fahndung.de/
( Gana Hiyoshi )
2004/02/19 13:43
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