ソニーブロードバンドソリューション、王子製紙、大日本印刷など8社が幹事企業となって、非接触ICカード技術「FeliCa」の利用を促進する「FeliCa共通利用フォーマット推進フォーラム(FCFフォーラム)」を発足した。
FeliCaは、ソニーが開発した非接触ICカード技術。カード内の秘密鍵を事業者ごとに設定可能で、1枚のカードに複数のアプリケーションを搭載できる。FCFフォーラムは、FeliCa発行ライセンスを所有する企業が幹事となる組織で、FeliCaカードに登録するID情報のフォーマット「FeliCa共通利用フォーマット(FeliCa Common-use Format)」の利用を推進する。フォーマットの共有を進め、発行後のアプリケーション追加を容易にすることが目的だ。
FCFフォーラムによれば、発行後にアプリケーションを追加する場合、従来はそれぞれのサービス事業者が独自に鍵情報などを登録していたため、いったん廃棄して新規にIDカードを作成していた。「FeliCaカードはカードの発行料が高いため、複数アプリを搭載したカードが普及しづらい状況だった」という。
なお幹事企業は、ソニーブロードバンドソリューション、王子製紙、大日本印刷、共同印刷、昌栄印刷、ソニー宮城、凸版印刷、トッパン・フォームズの8社。今後は、サービス提供事業者やメーカーに会員としての参加を呼びかけていくとしている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.sbsc.co.jp/company/press040219_felica_fcf.html
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( 鷹木 創 )
2004/02/19 19:11
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