マイクロソフトは25日、報道関係者向けにプレスセミナーを開催し、同日発表した日本語で受け付ける「脆弱性報告窓口」の説明を行なった。同Webサイトでは、すでに受け付けを開始している。
脆弱性報告窓口は、セキュリティ調査機関や技術者からの脆弱性情報を日本語で受付ける窓口。Webサイトに設けられたフォームに記入して送信すると、日本マイクロソフトのセキュリティチームが対応し、その後のやりとりなどをすべて日本語で行なえるというものだ。なお、英語以外の言語に対応した脆弱性窓口は初めてだという。
従来は、英語による窓口しか存在せず、「脆弱性というセンシティブな問題を扱うため、英語を母国語としない日本人には難しい一面もあっただろう(マイクロソフトセキュリティレスポンスチームテクニカルリード小野寺匠氏)」と語っている。また、日本語窓口開設のメリットとして、「時差の無い対応」も挙げた。
報告された案件は、米国の始業時間までは日本で調査し、その後は米国に受け継がれるという。調査完了後は、日本のレスポンスチームが報告者に対して報告を行なう。
マイクロソフトの東貴彦執行役は、「日本語の脆弱性受付け窓口の開設により、従来よりもより多くのユーザーから、脆弱性に関する貴重な情報を受付けたいと考えている。これにより、トータルでマイクロソフト製品のセキュリティをアップさせていきたい」と語った。
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脆弱性報告窓口のWebサイトイメージ
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マイクロソフトによる「脆弱性報告窓口」の説明
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関連情報
■URL
脆弱性報告窓口
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/alertus.asp
( 大津 心 )
2004/02/25 18:20
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