イーピー・エンジン、チームラボ、ネットマイルの3社は、特定のユーザー層が所有する消費財などを分析するサービス「BDB(ブランドデータバンク)」を4月上旬から開始する。Webを通じて提供され、利用料は初期費用が20万円で、月額5万円からとなっている。
BDBは、ユーザーの愛用するブランドについて詳細情報をデータベース化し、特定のユーザー層における所有率の高い物品を分析する情報提供サービス。複数ブランドの相関関係や市場の将来性も分析する。分析には、イーピー・エンジンの坂井直樹代表取締役社長が提唱するマーケティング手法「エモーショナル・プログラム」を導入し、ユーザーの消費動向を元に9タイプに分類。ユーザーが所有する商品だけでなく、タイプごとの価値観も分析できるという。
収録するデータは、車、携帯電話、PCなどの消費財をはじめ、タレント、雑誌など75ジャンルの商品ブランド情報と、31ジャンルの企業ブランド情報。調査は、ネットマイル会員約220万人に協力を呼びかける。ネットマイルのメールマガジンやWebサイトを通じて、1回の調査に3万サンプルを集める方針で、協力したユーザーには200マイルを贈呈する。なお、データは6カ月ごとに更新する予定だ。
イーピー・エンジンでは、「2年前から大企業向けに『EP-engine』として提供してきたが、今回のBDBはWebサービスであるため、廉価に提供できる。企業内の現場担当者やフリーランスのクリエーターなど個人での利用を見込んでいる」としている。
関連情報
■URL
ブランドデータバンク
http://www.branddatabank.com/
( 鷹木 創 )
2004/03/03 19:24
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