コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は4日、「大量のアクセスが発生した」ために、3月1日深夜から3日午前にかけてWebサイトを閉鎖していたことを公表した。ACCSによると、3月1日深夜にWebサーバーに対して大量のアクセスが発生し、翌2日から3日の午前中にかけて攻撃は続いたという。
4日現在、大量アクセスはなくなったものの、サーバーの症状からウイルスに感染したことも考えられるため、当面は「個人ユーザーのアクセスが多い時間帯を配慮」し、夜間はサイトを閉鎖することにした。8日朝までの間は、21時から9時にかけてサイトを閉鎖し、原因究明を急ぐ。ウイルスに原因を特定せず、DoS攻撃用ツールなどについても調査を進めるという。
ACCSでは、同協会の運営するWebサイト「著作権・プライバシー相談室~ASKACCS」から個人情報約1,200件を引き出した国立大学研究員の男性を相手取り、26日付で損害賠償訴訟を起こしている。今回のDoS攻撃との関連については、「日付が近いので、関連性がないとは言えない」としながらも、「相関性を示すデータもないため、断言はできない」としている。
関連情報
■URL
コンピュータソフトウェア著作権協会
http://www.accsjp.or.jp/
関連記事:ACCS、同社Webサイトから個人情報を引き出した男性に損害賠償訴訟
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/02/27/2250.html
関連記事:「ファイル交換の状況は監視しています」~ACCS、活動内容報告
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2002/0528/hotline.htm
( 鷹木 創 )
2004/03/04 20:40
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