カカクコム、ベネッセコーポレーション、アイスタイル、クリエイティブ・リンク、みんなの就職の5社は、ネット上のコミュニティを分析し、ビジネスに活用する「ネットコミュニティビジネスコンソーシアム(NCBC)」を設立した。会長にはアイスタイルの吉松徹郎代表取締役社長が就任している。
NCBCでは、クチコミデータのマーケティングへの活用などビジネスの可能性を検討する「ビジネス化検討ワーキンググループ」、データの使用に関する法整備などを検討する「法整備検討ワーキンググループ」、不正アクセスへの対策を進める「技術検討ワーキンググループ」といった部会を設置。ワーキンググループによる調査や研究、研究結果に基づく情報発信などを行なっていく。
NCBCは、ネットコミュニティの価値を「ユーザーの生の声をユーザー間で共有、あるいは企業に伝えることで、ユーザーの嗜好にあった商品やサービスを享受できるようにすること」と定義。今後は、ブロードバンド環境の浸透によるユーザー数の増加で、ネットコミュニティに流通する情報の量や価値が相乗的に増大すると分析している。
3月31日には「第1回NCBCセミナー」を開催。東京大学大学院人文社会系研究科社会文化専攻社会情報学修士課程の小笠原盛浩氏らが講演する。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.ncbc.jp/page22.html
ネットコミュニティビジネスコンソーシアム
http://www.ncbc.jp/
( 鷹木 創 )
2004/03/05 15:45
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