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IODEFデータのサンプル
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有限責任中間法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は17日、「インシデント情報交換システム」の稼動を開始したと発表した。JPCERT/CCが運営している「インターネット定点観測システム」のスキャン情報データを国別に解析し、海外のセキュリティインシデント対策組織(Computer Security Incident Response Team:CSIRT)に報告する。
報告先のCSIRTは今のところ、韓国のKrCERT(旧CERTCC-KR)と中国のCNCERT/CC。さらにオーストラリアのAusCERTが準備中のほか、順次拡大していく予定だ。JPCERT/CCでは、「大規模なインターネットワームなどの被害は国境を越えて発生するため、各国における迅速な状況把握が必須」と述べている。
なお、情報交換は「Incident Object Description and Exchange Format(IODEF)を用いて行なわれる。IODEFは、CSIRT間でインシデント情報を効率的に交換するためのXMLデータフォーマットで、現在IETFで提案されているという。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.jpcert.or.jp/press/2004/0317.txt
関連記事:JPCERT/CCはセキュリティチーム間のハブを目指す
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0703/ni9.htm
関連記事:JPCERT/CC、インターネット定点観測システムの情報公開を開始
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2003/12/10/1434.html
( 永沢 茂 )
2004/03/17 13:44
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