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「SoftEther Version 1.0」リリース、Linux用のテスト版も用意


 登大遊氏が開発した仮想ネットワーク構築ソフトの最新版「SoftEther Version 1.0」が18日に公開された。従来より提供していたWindows版のほか、新たにLinux版も用意されており、Webサイト「SoftEther.com」からダウンロードできる。

 今回公開されたのは、Windows Server 2003/XP/2000用の「SoftEther Version 1.0」と、Linux用の「SoftEther仮想HUB for Linux」。Windows版では、Version 0.50 Beta 3から新機能は追加されていないが、不具合の解消や安定度の向上が図られているという。

 Linux版は、機能的にはWindows版のSoftEther仮想HUBと完全に同等だとしているが、現段階ではテスト版であり、性能や安定性はWindows版に達していないという。本格的な運用や高負荷環境で連続稼働させた場合には、不具合が発生する可能性があるとしている。Linux版は、RedHat 7.1、RedHat 9.0、Vine Linux 2.6で動作を確認済みだという。

 なお、SoftEtherで暗号化ライブラリとして使用している「OpenSSL」には17日、DoS攻撃を受ける脆弱性が発見されたが、最新版のVersion 1.0ではこの影響は受けないとしている。ただし、Version 0.50 Beta 3以前には、脆弱性を含むOpenSSLのコードが含まれているため、早期にVersion 1.0にアップデートするよう推奨している。


関連情報

URL
  SoftEther.com
  http://www.softether.com/jp/
  関連記事:VPN構築ソフト「SoftEther」関連記事インデックス
  http://internet.watch.impress.co.jp/static/index/2004/03/04/softether.htm


( 永沢 茂 )
2004/03/18 22:32

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