KDDI、日本テレコム、NEC、日立製作所、松下電器産業の5社は、ブロードバンドネットワークとサービスの市場拡大を目的としたコンソーシアム「ブロードバンド コンソーシアム ジャパン(BBジャパン)」の設立に合意したと発表した。正式設立は2004年4月中を目指すという。
BBジャパンではFTTHでの通信環境をベースとして、ブロードバンド関連事業者が広く連携することでインフラやプラットフォーム、コンテンツやサービスの普及を促進していくことを目的とする。また、ISP連合「メガコンソーシアム」およびPC以外の機器を中心とした「NonPCインターネットコンソーシアム」はこれをもって解消、BBジャパンに統合する。
BBジャパンでは、映像コミュニケーションサービスなどFTTH環境を活かしたキラーサービスについて共同で検討・企画していくとともに、新しいビジネスモデルやビジネススキームについても具体化していく方針。また、ブロードバンドプラットフォームやインフラの地域限定トライアルといった整備促進も行なっていく。設立発起人会社5社は、今後ブロードバンド関連事業者に対して広くBBジャパンへの参加を呼びかける予定だ。
なお、メガコンソーシアムの幹事会社が設立したコンテンツ配信事業を手がける「アンパサンド・ブロードバンド」は事業を存続。BBジャパンへの参画も現段階では予定にないという。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.kddi.com/corporate/news_release/2004/0331/index.html
関連記事:電機メーカー系ISPが「NonPCインターネットコンソーシアム」正式設立(BB Watch)
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/05/15/npcic.htm
( 甲斐祐樹 )
2004/03/31 16:57
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