米Googleは1日、無料のWebメールサービス「Gmail」のベータ版を提供すると発表した。英語のみをサポートし、Internet Explorer 5.5以降/Netscape 7.1以降/Mozilla 1.4以降/Mozilla Firefox 0.8以降といったブラウザで利用可能だ。
Gmailのメールボックス容量は1GBで、「メールを削除する必要がないほどの容量」だという。また、GoogleのWeb検索技術がベースとなったメール検索機能を実装しており、フォルダごとに分類しなくともく読みたいメールを簡単に検索できるという。さらに、スパムフィルター機能も搭載する。なお、現状では転送機能やPOP受信機能は実装していないが、将来的には利用できるようになる予定だ。
現在のところ、HTMLメールでの送受信を予定しており、メール本文には広告が表示される。バナー広告やポップアップ広告のようなものではなく、AdSenceの技術を利用した広告を表示。受信先がメールを開くと、Googleの広告データベースにアクセスして広告を表示する仕組みで、HTMLメールをサポートしないメールソフトでは、「現段階では広告が表示できない」という。
また、日本語対応に関しては、「通常のメールとしては日本語も利用できる。ただし、英語で可能ないくつかの機能に関しては、現時点では日本語環境下での利用ができない」としている。
なお、Googleではベータテストの開始日を明らかにしていない。「当初はソーシャルネットワークサイト『Orkut』と同様に、Googleの社員が個人的に参加を呼びかける形になる」という。
【追記 4月2日 20時18分】
追加取材により、現在の仕様では本文メール部分のみ日本語も使用可能であること、メール送受信はテキストメールではなくHTMLメールであることが判明しましたので、記事を修正いたしました。
関連情報
■URL
Gmail(英文)
http://gmail.google.com/
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・ 米Googleの従業員がソーシャルネットワークサイト「Orkut」開設(2004/01/26)
( 鷹木 創 )
2004/04/01 19:57
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