マイクロソフトは31日、Internet Explorer 6 Service Pack 1(IE 6SP1)を使用してVML(Vector Markup Language)が含まれるWebサイトを表示すると、突然IEが終了(クラッシュ)する不具合を発表した。現在、この不具合を修正するパッチはリリースされていない。
この不具合は、Webサイト上のスクリプトにより、VMLイメージ要素のsrc属性が別の場所に変更されている場合に発生するケースがある。このような場合、IEが突然終了してしまう可能性があるという。不具合の対象となるIEのバージョンは、IE 6SP1のみとしている。
VMLとは、Web上でベクター画像の表現を可能にするXMLベースの言語。JPEGやGIFと異なり、画像を点の座標や曲線の方程式のパラメータなどの形で扱うため、解像度に依存せずに高品位な表示が得られるというものだ。
マイクロソフトでは、「この問題をIE 6SP1の問題として認識している」としており、現在のところこの問題を修正するパッチはリリースされていない。
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■URL
ニュースリリース
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;826940
( 大津 心 )
2004/04/02 15:48
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