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シマンテック、早期警告サービス「DeepSight Alert Services 6.0」開始


Symantec Product Marketing Marketing Directorの香川悦子氏
 シマンテックは7日、ウイルスや脆弱性情報を提供する早期警告サービス「DeepSight Alert Services 6.0(DAS 6.0)」を5月10日より提供開始すると発表した。ライセンス価格は、100ライセンス以上の場合で年額38万円から。

 DASとは、Windowsの脆弱性情報やウイルスなどのセキュリティ関連最新情報を、優先順位付きで提供するサービス。シマンテックに寄せられる数多くの情報を、同社アナリストが分析し、優先順位や解説を加えた上で提供するというものだ。カスタマイズも可能なため、自分が利用しているOSやアプリケーションの情報に絞って受け取ることもできる。

 今回発表されたDAS 6.0では、新機能として「コンテンツマネージャライセンス」を採用。これは、アラートを従来のテキストやPDF形式ではなく、XML形式で提供することによって、受信した企業が自動的に加工し、ヘルプデスクなどに二次利用できるサービスだ。XML形式に対応したことによって、より企業システムとの親和性が増したとしている。また、複数のユーザーが居る場合には、1人を管理者に設定し、ほかのユーザーの利用状況などを一元管理可能にした。また、セキュリティ情報の検索機能として、期間を限定して検索できる機能や自分が受け取ったアラートだけを閲覧可能にする機能などが追加されている。

 説明を行なったSymantec Product Marketing Marketing Directorの香川悦子氏は、「現在、当社に寄せられるウイルス情報のうち、約54%が複合型のウイルスだ。また、Internet Explorerクライアントへの攻撃もますます増しており、2003年下半期だけで34件に達している」と警告。さらに、同社が200人以上の企業400社に行なったアンケート結果から、「『セキュリティに必要な情報量が多すぎる』としながらも、『情報の正確さ』や『情報提供の早さ』を求めている。これらを両立させるためには、DAS 6.0を利用するのが早道だろう」と分析した。


DAS 6.0でメールによる脆弱性情報を受け取ったところ。影響のあるOSや「Bagtraq ID
」など、細かい情報まで掲載されている
DAS 6.0のWebサイト上から、情報の絞り込みをして、脆弱性情報を閲覧しているところ。キーワードやOSから必要な情報を絞り込めるので、欲しい情報が比較的容易に手に入れることができる

関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.symantec.co.jp/region/jp/news/year04/040407.html

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