総務省は12日、Yahoo! BB顧客情報漏洩事件で、ソフトバンクBBに対して文書での行政指導を行なう方針を明らかにした。具体的な日程は未定だが、「3月末までの対応状況をソフトバンクBBから確認した後に、実施する予定」(総務省総合通信基盤局)だ。
総務省によれば、口頭での行政指導はこれまでも実施していた。しかし、現時点においても、流出経路が特定できていないなどの不明点があることから、事態を重くみて文書での行政指導を実施するという。
文書では、通信事業者に示した個人情報保護に関するガイドラインが十分に守られていないことを「遺憾だ」とし、情報管理の徹底や再発防止策を求める。具体的な内容は明らかにされていないが、総務省では、「ソフトバンクBBには、3月末までの対応状況を提出するよう求めている。提出される予定の資料を元に行政指導を行なう」としている。
なお、3月18日にソフトバンクBBの設置した個人情報管理委員会による答申が発表されたが、「今回の指導は、答申の内容だけでなく、それ以後の対応状況も鑑みたものだ」とし、ソフトバンクBB内で行なわれている最新の対応状況も踏まえた行政指導が実施される見込みだ。
関連情報
■URL
総務省
http://www.soumu.go.jp/
ソフトバンクBB
http://www.softbankbb.co.jp/
関連記事:“Yahoo! BB顧客情報漏洩事件”特集
http://internet.watch.impress.co.jp/static/index/2004/03/01/ybb.htm
( 鷹木 創 )
2004/04/12 16:25
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