ターボリナックスと台湾Cyberlinkは15日、デスクトップLinuxのマルチメディア分野において業務提携を行なうと発表した。提携の第1弾としては、ターボリナックスの次期製品にDVD再生ソフト「PowerDVD」を標準でバンドルする予定としている。
現在、LinuxではCSSで保護された市販のDVDソフトを合法的に再生することはできないが、今回のPowerDVDのバンドルによりLinux上で手軽に市販DVDソフトを再生できるとしている。CyberlinkがPowerDVDをLinuxにOEM供給するのは、今回が初となる。
また、Cyberlinkは現在、DVDや音楽再生などを統合して行なう「PowerCinema Linux版」を台湾のハードウェアベンダーと共同開発しており、Turbolinux 10 DesktopおよびTurbolinux次期製品版への対応を表明している。
ターボリナックスの矢野広一社長は「従来弱いとされてきたLinuxのマルチメディア機能が補われ、多くのLinuxユーザーが自宅で気軽にマルチメディアを楽しめるようになる。これにより、クライアントLinuxの普及に加速がつくものと大いに期待している」とコメントした。
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■URL
ニュースリリース
http://www.turbolinux.co.jp/news/2004/apr/tl0415.html
( 三柳英樹 )
2004/04/15 17:24
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