三菱電機は、同社がこれまで運用していた個人情報保護方針を4月16日付けで改定し、個人情報保護事務局を設置するなどの対策を実施する。
三菱電機では、改定に先立ち、2001年から三菱電機の社内で運用してきた「個人情報の保護に関する規則」を、2005年4月から本格的に施行される「個人情報保護に関する法律(個人情報保護法)」に合わせて、個人情報保護統括責任者を定めるなど2004年3月16日付けで内容を改めていた。今回、「法律だけでなく、社会の要請に応える」として、さらなる改定を加える。
改定のポイントは、三菱電機が定める予定のコンプライアンス(法令遵守)・プログラムに基づき情報保護の活動を行なうことと、これまでWebサイトで収集した情報のみを対象としていたが、改定後は同社が収集する全個人情報が対象となること。コンプライアンス・プログラムは、2004年4月中に策定する予定で、「個人情報保護法の完全施行までに全社で周知徹底を図る」としている。
三菱電機では今回の改定に合わせて、社内体制整備と社外対応窓口を担う個人情報保護事務局を設置。また、同社の暗号技術「MISTY」などのセキュリティ関連技術を利用して、2004年12月末までに情報システムに関するセキュリティを強化する方針だ。
関連情報
■URL
個人情報保護方針(2004年4月16日から掲載)
http://www.mitsubishielectric.co.jp/privacy/
三菱電機
http://www.mitsubishielectric.co.jp/
■関連記事
・ 岡村弁護士、「情報漏洩すれば、個人情報保護法とプライバシー権で法的責任」(2004/03/23)
( 鷹木 創 )
2004/04/15 18:50
- ページの先頭へ-
|