第一興商は19日、ブロードバンド接続された業務用カラオケシステム「BB cyber DAM」と専用端末「DAMステーション」を利用したコンテンツ配信サービスを開始した。ニュース、占いなど無料コンテンツのほか、有料の歌唱検定サービスなども提供する。当初は都内カラオケ店舗「ビックエコー」の五反田店、西池袋店などで利用可能で、都内23区から順次提供する方針だ。
第一興商では、今回のサービスを展開するためにエンドユーザー向け会員組織「club DAM MEMBERSHIP」を設立。非接触ICカード「FeliCa」を使った会員カードを発行し、カードと電子マネー「Edy」を併用することで、各種サービスの決済や個人認証が可能だ。利用履歴確認サービスをはじめ、オーディションやイベント参加など、個人認証を利用したサービスも提供される。
配信するコンテンツは、曲名や歌手名、年代などの項目で楽曲を検索できる「デンモク」や、スポーツ情報や気象情報を配信するサービスなど9種類。club DAM MEMBERSHIP発行の会員カードが必要なサービスとして、カラオケ利用者のお気に入り楽曲などを登録できる「メンバーズゲート」(無料)、歌ったカラオケをその場で再生する「DAMで遊ぼう」内の「レコカラ」(1回100円)、オンラインで級や段位を認定する「club DAM 歌唱検定」(1回3,000円)、オーディション番組「PRO-file」と連携した「club DAM オーディション」(1回300円)、歌唱検定の審査証やランキングの採点結果などをプリントできるサービス(1回300円)を提供する。
現時点での有料サービスは、個人認証が必要なため会員向けのみに提供されているが、今後は会員カード以外のFeliCaでも利用できる有料サービスを提供する見込み。また、第一興商では、「将来的には、直営店舗である『ビックエコー』以外のDAM設置店にも提供する方針だ」としている。
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DAMステーション
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Edyに対応した「club DAM MEMBERSHIP」カード
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.dkkaraoke.co.jp/press/040419.html
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( 鷹木 創 )
2004/04/19 15:24
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