ケーブル・アンド・ワイヤレスIDC(C&W)とインターネット セキュリティ システムズ(ISS)は21日、セキュリティパートナーシップを締結し、C&Wのデータセンターを利用するユーザー向けに不正侵入検知(IDS)防御サービスを提供すると発表した。サービスの提供開始は5月10日から。料金は、初期費用が44万円から、月額費用が39万円から。
IDS防御サービスは、C&WのデータセンターにISSのIDS装置を設置し、リモートから不正侵入や攻撃などを監視・防御するサービス。C&Wが販売窓口やデータセンターの運用を担当し、ISSがIDS装置の設置・運用、不正侵入監視オペレーションを担当する。
具体的には、ユーザーが運用しているネットワーク内にISSのIDS装置「Proventiaシリーズ」を設置する。設置した装置から送られてくるログを、ISSの監視センターが監視する仕組みとなる。インシデント発生時にはISSがユーザーに報告するほか、ユーザーの要望に沿った対応も行なう。
「Proventiaシリーズ」には、不正侵入の検知機能に基本的な防御機能を備えた「Proventia Aシリーズ」と、不正侵入検知に加え、侵入があった場合には自動防御する機能も備えた「Proventia Gシリーズ」が用意されている。
C&W法人営業部門長代理兼営業企画部長福井亨氏は、「情報漏洩問題は、ウイルスなどと同様に被害者でもある企業が、加害者にもなり得る問題だ。この問題を取り扱う際にはインフラが最も重要となる。現在、ほぼ100%企業に導入されているウイルス対策やファイアウォールの次に必要なのはIDSだ。今回のサービスにより、当社データセンターの利用ユーザーは導入しやすくなったはずだ」と語った。
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C&W法人営業部門長代理兼営業企画部長福井亨氏
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説明を行なうISS林界宏社長
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.cw.com/JP/news_event/media_center/2004/04_21_2004_99.html
ニュースリリース
http://www.isskk.co.jp/company/press_office/press04/CW_042104.html
( 大津 心 )
2004/04/21 14:17
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