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Windows Server Systemは正しい方向に向かっている~Microsoft副社長


Microsoftワールドワイドセールス、マーケティング&サービスグループ担当グループ副社長のKevin Johnson氏
 MicrosoftのKevin Johnsonグループ副社長が27日、東京都内で記者会見を行ない、Windows Server Systemにおけるセキュリティ面の進捗状況などを説明した。同社が施策として掲げる「Trustworthy Computing(信頼できるコンピューティング)」の取り組みにより、セキュリティ上の重大な脆弱性の数が確実に減っていることを挙げ、Windows Server Systemは「正しい方向に向かっている」としている。

 Johnson副社長によれば、「Windows 2000 Serverでは出荷後1年間に発見された緊急のセキュリティホールが42件あったのに対して、Windows Server 2003ではわずか13件に減らすことができた」という。SQL Server 2000についても、Trustworthy Computing以前と以降を比べると、セキュリティホールは13件から3件に減少。また、Exchange 2000 Serverも7件から1件になったとしている。

 Johnson副社長は、「セキュリティは我が社にとって最重要課題」とする一方で、「これは業界全体の問題と考えている」として、社外との協力も不可欠と強調する。また、同席した日本法人のマイケル・ローディング代表執行役社長は、26日に総務省や警察庁が連名でWindows製品のゴールデンウィーク前のセキュリティ対策を呼びかけたことについて、「いかにマイクロソフトが関連機関と協力体制を築いているかを証明している」として、Blaster以来、各機関と協力体制を構築していることをアピールした。

 なお、Sun Microsystemsとの和解のインパクトについてJohnson副社長は、「特にインターオペラビリティの分野でコラボレーションを行なっており、世界中の顧客にプラスになる」と説明した。開発ツールとして.NETを使うデベロッパーがこの1年で増えたため、J2EEとのインターオペラビリティが重要になるのだという。


関連情報

URL
  Windows Server System製品紹介
  http://www.microsoft.com/japan/windowsserversystem/


( 永沢 茂 )
2004/04/27 16:31

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