モバイル放送は、携帯電話向け衛星デジタル放送の試験電波を送信すると発表した。2.6GHz帯を利用する。7月から日本国内で約40チャンネルの番組を提供する予定だ。
モバイル放送が提供を予定する放送は、衛星を使ったテレビ・ラジオのマルチメディア放送サービス。パラボラアンテナが不要で、小さな端末で放送を受信できる。2.6GHz帯の放送波を利用し、天候にも左右されにくいという
モバイル放送によれば、3月13日に米・ケープカナベルで打ち上げられたデジタル放送衛星「MBSAT」の軌道上試験と試験審査会が終了し、4月27日に衛星メーカーのスペースシステムズ・ロラール社から、MBSATが引き渡されたという。この引き渡しを受け、4月末から日本全国に向けて試験電波を送信する。
試験放送ではデモコンテンツを送信。ただし、現時点では受信端末が販売されていないため、「メーカーなどの関係者のみ受信できることになる」という。モバイル放送では、「これまでは本放送で使用する衛星からの試験電波を送信できなかったため、実際の状況に基づいた受信端末のテストが難しかった」としている。
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ニュースリリース
http://www.mbco.co.jp/05_news/news_archive/040428.htm
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( 鷹木 創 )
2004/04/28 17:12
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