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ニフティが「迷惑メール対策ポリシー」制定、受発信制限も検討


 ニフティは11日、迷惑メールに対する具体的な活動の指針をまとめた「迷惑メール対策ポリシー」を制定したと発表した。全社体制の「迷惑メール対策特別部会」もすでに4月15日付けで設置しており、迷惑メールに対する取り組みを強化していくという。

 ポリシーでは、「迷惑メール」を「インターネット利用者が受信を希望しないメール」と定義した上で、「悪質な迷惑メール発信者に対しては、当社会員、非会員を問わず、法的措置を含む厳格な対応を行なう」「迷惑メール対策について、常に最新の技術を取り入れた対策の機能や手法の提供に最大限の努力をする」などの方針を示している。

 特別部会では、「迷惑メール情報受付窓口」を開設して迷惑メールに関する情報を収集するほか、@nifty会員を対象に迷惑メールの実態調査を定期的に実施。調査結果をもとに、迷惑メール対策に役立つ情報をWebサイトで提供していく。

 さらに今後は、@nifty会員からの一定期間内の大量メール発信や、@nifty外部から着信する大量メールの制限を検討するほか、指定したアドレスからのみメールを受け付けるオプション機能「オプトインボックス」の提供も検討しているという。

 @niftyでは1月より、迷惑メール対策機能の「迷惑メールフォルダー」のオプションとして、迷惑メールを自動的に判別して振り分ける「学習型フィルター」を提供しているが、今回、その精度に関するアンケート調査の結果が発表された。

 調査によると、3,208人の回答者のうち、「全て、またはほとんどが振り分けられる」とした人が40.6%あったのをはじめ、「8割が振り分けられる」が37.1%、「5割が振り分けられる」が11.3%、「3割が振り分けられる」が6.0%で、「全く効果がない」は5.0%だった。この結果からニフティでは、学習型フィルター利用者の約80%から高い評価を受けているとしている。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://news.nifty.co.jp/niftynews/2004/05/post.html
  迷惑メール対策ポリシー
  http://www.nifty.com/spam/policy/

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( 永沢 茂 )
2004/05/11 15:00

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