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製品の概要を説明する米SymantecプロダクトマーケティングディレクターのKevin Murray氏
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シマンテックは11日、企業向けセキュリティ製品「Symantec Client Security 2.0」を6月4日に発売すると発表した。企業内のすべてのPCに対して、ウイルス対策やファイアウォールなどの設定を一括管理できる機能を備えた製品で、価格は10~24ライセンスの場合15,015円(1クライアントあたり)。
Symantec Client Security 2.0は、個人向け製品の「Norton Internet Security 2004」をベースにした製品で、ウイルス対策ソフト「Symantec AntiVirus Corporate Edition」と、ファイアウォールソフト「Symantec Client Firewall」に加えて、企業内PCの集中管理を行なう「Symantec System Center」と、ファイアウォールのルールを作成するツール「Symantec Client Firewall Administrator」から構成される。
今回の製品では、VPN接続時のセキュリティチェック機能が新たに追加された。接続しようとするPCのウイルス対策ソフトのアップデート状況などをチェックし、企業が定めたセキュリティポリシーに適合しない場合にはVPNの接続を遮断することで、セキュリティ対策が十分でないPCを企業内LANに接続させないといった対策が可能となる。
このほかの新機能としては、MydoomやNetskyのように大量のメールを送信するタイプのウイルスの自動ブロック、クライアントPCの場所に応じたファイアウォールルールの自動適用、アドウェアやスパイウェアの検知機能、メールスキャンのPOP3/SMTP対応などが追加された。
製品は、ソフトウェアに必要な数のライセンスを購入する通常の形態のほか、小規模事業所向けに5/10/25ライセンスが含まれるビジネスパックが販売される。ビジネスパックの価格は、5ユーザー版で76,000円。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.symantec.co.jp/region/jp/news/year04/040511.html
( 三柳英樹 )
2004/05/11 17:53
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