米タルサ大学のコンピュータサイエンス学教授John Hale氏と博士課程学生のGavin W. Manes氏はこのほど、インターネットを介した音楽などのファイルの違法ダウンロードを防止するための方法およびソフトウェアに関する特許を取得したことを明らかにした。
今回取得したのは米国特許第6,732,180号。この特許は、GnutellaやKazaaなどのP2Pを利用した違法コピーの横行に対抗する技術として注目されている。特許の基本的な内容は、系統的にファイル共有ネットワーク中におとりを紛れ込ませることで、偽のファイルでネットワークを溢れさせ、システムを麻痺させるものだという。
音楽などのコンテンツの著作権は、複製やファイル交換という行為によって侵害されており、音楽会社などの企業の不満は強い。今回の技術は、正規のユーザーには悪影響を与えないことも特徴で、大学側は積極的にライセンス供与する準備があるとしている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.utulsa.edu/news/article.asp?Key=1020
( Gana Hiyoshi )
2004/05/12 18:30
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