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GMO、データの暗号化で情報漏洩を防ぐホスティングサービス


 グローバルメディアオンライン(GMO)と同社子会社のGMOホスティングアンドテクノロジーズ(GMO H&T)は13日、データ暗号化機能などを備えたホスティングサービスの新プランを5月下旬に開始すると発表した。顧客データベースなどの重要情報を格納する際の情報漏洩を防止可能だとしている。

 新プランは、日本IBMのサーバー「eServer xSeries」に、米OmniSecureが開発したデータ保護サーバーソフト「VPDisk Pro」を標準搭載するかたちで提供するもの。暗号化処理はバックグラウンドで自動化されており、テキストやバイナリ、実行ファイルといった種別に関係なく暗号化が可能で、ファイルやフォルダ単位で独立した暗号鍵を保持できる。なお、VPDisk Proが対応するDBは、「PostgreSQL」「Oracle」「DB2」となっている。

 さらに、サーバーと、そこに格納する個々のデータベースについて管理権限の分離が可能。サーバー管理者に対してもファイルの変更や削除を制限できるため、内部による情報漏洩の対策になるとしている。また、どちらか一方の権限が何らかのかたちで奪われてしまったとしても、データベースへの侵入が防げるという。

 料金は、専用サーバー1台を割り当てる「プロテクト(仮称)」が初期費用10万円、月額料金187,000円、Web用とDB用で2台の専用サーバーを割り当てる「プロテクトダブル(仮称)」が初期費用20万円、月額料金238,000円。サーバーOSはいずれもRedHat Enterprise Linuxで、HDDはサーバー1台につき80GB×2基となっている。GMOの「まるごとserver」と、GMO H&Tの「アイル・プライベートサーバ」においてこれらのプランを提供する。


関連情報

URL
  サービス概要(アイル・プライベートサーバ)
  http://private.isle.jp/service/vpdiskpro/index.html


( 永沢 茂 )
2004/05/13 19:21

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