独版ダイヤルQ2ともいわれる「0190」「0900」番で始まる電話番号を使った悪徳商法の被害が後を絶たないことから、独通信郵政規制局がこのほど、対策に本腰を入れることにした。その第一弾として、問題のある番号についてWebサイトでリストの掲載を開始した。これらの番号は以前より猥褻サービスの提供で問題となっていたが、最近では自動接続のインターネットサービスに勝手に接続し、ユーザーの知らない間に課金して後日請求するといった悪用が後を絶たないとされている。
独では、0190/0900で始まるサービス番号の利用者に対しては、不正使用に対する罰則規定が強化された改正規則が2003年8月15日から施行されており、これらの番号を悪用できないことになっている。同規則の制定後、当局は書面または電話により数度にわたり追跡調査し、その結果に基づき対策を検討してきていたという。
規則によれば、当局は番号の悪用者に対して警告状の送付、強制、拘禁、会計報告の禁止、電話番号の停止、取消などの方策をとることができる。今後は、このような種々の方策を活用していくとしている。また、一般ユーザーからの届出や告知に基づき、種々の調査を行なっていくことも明らかにしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(独文)
http://www.regtp.de/mwdgesetz/in_12-01-00-00-00_m/17/index.html
関連記事:「パソコンから自動でダイヤルアップ」に支払い義務なし~独最高裁
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/03/10/2385.html
関連記事:ドイツ版ダイヤルQ2でも“安全な”ネット接続提供
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0218/callero.htm
( Gana Hiyoshi )
2004/05/18 12:23
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